誤解だらけの「永代供養」。
人気のキーワード「永代供養」ですが・・・
お墓に関連するキーワードとして最近注目を集めているのが「永代供養」。
読んで字の如く「永代」にわたり「供養」することを表すのですが、実際のところ「永代供養とは?」という問いに明確に答えることの出来る人というのは少ないのではないでしょうか?
にもかかわらず「永代供養」という言葉だけが独り歩きし、様々な憶測や誤解をまき散らしているのが現状です。
「永代供養」は不可能です。
何故このような状況が生まれたのでしょうか?
答えは至って簡単です。
本当の意味で「永代にわたって供養する」というのは実質不可能だからです。
いくら安心できるお寺や法人でも、たとえば1万年後に存在しているかは甚だ疑問です。人類そのものが今のままの形で存続しているかすらも分からないのですから、それも当然のことと言えます。
「永代供養」という名の「提案」。
従って「永代供養」というのはそれを提供する側の「これだけやれば永代供養として納得していただけるだろう」という解釈のもとに存在しているのであって、後は購入されるお客様がその提案を受け入れることが出来るか否かの問題ということになります。
「永代供養」に対する心構え。
ですから、ひと口に「永代供養」と聞いて安心するのではなく、その「永代供養」の内容に目を向けなければならないのです。
20年、30年しか供養しないのに「永代供養」を謳っていたり、ただ納骨をするだけで何の供養もしてもらえなかったりすることもあるので、霊園や納骨堂などを見学する際には、そのあたりの決まりをしっかりと説明してもらいましょう。